紫陌(読み)シハク

デジタル大辞泉 「紫陌」の意味・読み・例文・類語

し‐はく【紫×陌】

都の街路。都の市街
「垣は―にとなれども、大隠の市にも隔たり」〈鶉衣・隠居弁〉

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精選版 日本国語大辞典 「紫陌」の意味・読み・例文・類語

し‐はく【紫陌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「陌」は道の意。天帝紫微星にいるとされ、天子宮殿をそれになぞらえるところから ) 都の道路。都のちまた。
    1. [初出の実例]「鼓腹撃壌之民、舞於紫陌」(出典経国集(827)二〇・大神虫麻呂対策文)
    2. [その他の文献]〔李白‐南都行〕

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普及版 字通 「紫陌」の読み・字形・画数・意味

【紫陌】しはく

都大路。唐・賈至〔早(つと)に大明宮に朝して、両省の僚友に呈す〕詩 銀燭天にして、紫陌長し 禁春色、曉にたり

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