経幢(読み)キョウドウ(その他表記)jīng chuáng

デジタル大辞泉 「経幢」の意味・読み・例文・類語

きょう‐どう〔キヤウ‐〕【経×幢】

表面尊勝陀羅尼などを刻んだ石柱・金属柱。代に始まり、日本でもつくられた。→石幢

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精選版 日本国語大辞典 「経幢」の意味・読み・例文・類語

きょう‐どうキャウダウ【経幢】

  1. 〘 名詞 〙 仏語経文を刻んだ石柱。多角形の長い石柱に、尊勝陀羅尼経などを刻んだもの。金属製柱のものもある。唐代中期にはじまり、日本でも製作された。

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改訂新版 世界大百科事典 「経幢」の意味・わかりやすい解説

経幢 (きょうどう)
jīng chuáng

中国の仏寺大殿前庭などに建てられる,表面に経文を刻んだ石柱。唐代に創始された形式で,宋・遼時代に盛行したが,以降は衰退する。一般に,八角形の柱状をなし,幢頂・幢身・台座の3部分より構成される。幢身には多くの場合陀羅尼だらに)経文が刻まれ,台座は須弥壇式をなし,幢頂には火焰宝珠や宝形屋根がのり,また仏龕ぶつがん)や瓔珞(ようらく)などの文様彫刻が施されたものもある。原形は傘蓋形式のものとみられている。
石幢
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