線形回路(読み)せんけいかいろ

百科事典マイペディア 「線形回路」の意味・わかりやすい解説

線形回路【せんけいかいろ】

入力に対して出力が直線の関係で比例する,歪みのない回路。線形回路に使用される抵抗器,コイル,コンデンサーの各要素は,それぞれ線形素子で構成する必要がある。線型回路では,重ねあわせの定理(回路の電圧電流は個々の電源が単独に存在している場合の電圧または電流の和となる)や等価電圧源の定理(テブナンの定理)および等価電流源の定理(ノートンの定理)が成立する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「線形回路」の意味・わかりやすい解説

線形回路
せんけいかいろ

回路を構成する素子の定数が線形である(電圧と電流が比例する)場合を線形回路という。これに対し、鉄心のあるコイルなどのように、回路素子によって電圧と電流の関係が比例しないような場合を非線形回路という。線形回路は数学的な取扱いが容易なので、回路の組立てと解析は容易であるが、実際の電気回路では回路素子はかならずしも線形でなく、条件に応じて修正が必要となることも多い。線形回路を構成、解析するための基本的な手法としてはオームの法則やキルヒホッフの法則があるが、そのほか、重ね合せの原理や可逆定理をはじめいくつかの便利な理論がある。

[岩田倫典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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