締め括る(読み)シメククル

デジタル大辞泉 「締め括る」の意味・読み・例文・類語

しめ‐くく・る【締め括る】

[動ラ五(四)]
ひもなどでしっかりと締めて束ねる。「桶側おけがわをたがで―・る」
仕事や人を管理・監督してうまくまとめる。「若い連中を―・る」
物事結末をつける。まとめる。「教訓的な言葉で話を―・る」
[類語]折り合う片付く纏まる纏める折れる譲歩する妥協する歩み寄る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「締め括る」の意味・読み・例文・類語

しめ‐くく・る【締括】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 袋の口などを、紐でかたく結ぶ。〔和英語林集成再版)(1872)〕
  3. 人や金銭、仕事などを管理し、取り締まる。治める。監督する。
    1. [初出の実例]「マツリゴト ヲ shimekukuru(シメククル)」(出典:和英語林集成(再版)(1872))
  4. 結末をつける。まとめる。
    1. [初出の実例]「『さういふやうな時には、またさういうてやることにします。』主婦(おかみ)は締めくくるやうにいった」(出典:青草(1914)〈近松秋江〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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