繋辞伝(読み)ケイジデン

デジタル大辞泉 「繋辞伝」の意味・読み・例文・類語

けいじでん【繋辞伝】

易経」の一篇。十翼の一。著者・成立年未詳。周易の解説書で、孔子の著と伝えられるが疑わしい。

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精選版 日本国語大辞典 「繋辞伝」の意味・読み・例文・類語

けいじでん【繋辞伝】

  1. 中国の易書。易経十翼の一つ。上下二編。撰者未詳。文王の易の言葉をつなぎあわせて詳しく解説したというもの。孔子の作と伝えるが、宋の欧陽脩により否定されている。繋辞

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占い用語集 「繋辞伝」の解説

繋辞伝

易経の「十翼」の一つ。繋辞とは解釈の言葉を書き綴るという意味。この「繋辞伝」は更に上伝と下伝に分かれ、六十四卦三百八十四爻の凡例を通論する。これによって周易は自然哲学実践倫理をも説く経典としての意味付けがされた。隋の煬帝焚書にあった「河図洛書」を参考にする場合に取り上げられることがある。

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