美観地区（読み）ビカンチク

デジタル大辞泉

びかん‐ちく〔ビクワン‐〕【美観地区】

町並みなどの建築物を主体とした市街地の美観を維持するために、都市計画法によって定められた地区。屋外広告物や建築などの規制が行われる。→景観地区

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

びかん‐ちくビクヮン‥【美観地区】

1. 〘 名詞 〙 都市計画区域内で、市街地の美観を維持するために、建築物の敷地、構造、設備などについて地方公共団体が条例により制限している地域。〔都市計画法（1969）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

百科事典マイペディア

美観地区【びかんちく】

都市の美観を維持するために，建築物の敷地，構造，建築設備などを制限することを定めた地区。ふつう都心部，公館地区，名勝地など都市の一部分が対象とされる。建築基準法等に基づき地方公共団体の美観地区条例によって制限事項が定められる。→風致地区
→関連項目地域地区制

出典　株式会社平凡社

日本大百科全書(ニッポニカ)

美観地区
びかんちく

都市計画法のなかで定められていた地域地区の一つ。街並みなどの建築物を主体とした市街地の美観を維持するために指定されていたが、2005年（平成17）に制定された景観法により廃止され、新たに「景観地区」が創設された。

［山鹿誠次・編集部］

[参照項目] | 景観地区

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)