義和団事変(読み)ぎわだんじへん(英語表記)Boxer Rebellion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

義和団事変
ぎわだんじへん
Boxer Rebellion

中国の清朝末期,1900年に華北地域で勃発した排外的農民闘争。北清事変とも呼ばれる。1894~95年の日清戦争後,列強による中国分割が進み,帝国主義的経済侵略とそれに伴うキリスト教布教が農民の生活を破壊し,農民の間に排外・反キリスト教感情が高まった。この頃,山東省では白蓮教の流れをくみ義和拳という拳法を奉じる秘密結社が勢力を伸ばし,1898年山東巡撫についた排外主義者らの保護のもと,農民を結集して排外運動を拡大していた。この結社は 1900年には義和団と改称し「扶清滅洋」のスローガンを掲げて華北一帯で反帝国主義の武力抗争を推し進めた。清朝の西太后を中心とする守旧派はこれを利用する政策をとり,同 1900年6月列強に宣戦布告し,北京に侵入した義和団とともに外国公使館区域を封鎖しドイツ公使らを殺害した。一方イギリス,ロシア,ドイツ,フランス,アメリカ合衆国,日本,イタリア,オーストリアの 8ヵ国は連合軍を結成して 6月中旬に大沽に上陸し,8月14日北京を占領。西太后と光緒帝は西安に逃れ,実権を握った洋務派は連合軍に協力して義和団を鎮圧し,李鴻章が講和交渉にあたった。1901年9月7日に成立した最終議定書で,清朝は 4億5000万両の賠償と外国軍隊の駐屯などを承認させられた。

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