義髻(読み)ぎけい

精選版 日本国語大辞典 「義髻」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐けい【義髻】

  1. 〘 名詞 〙 髪を結う時に用いる添え毛。入れ髪。入れ毛。かもじ。
    1. [初出の実例]「朝服。〈略〉並着義髻〈謂。以他髻。餝自髻。是為義髻〉」(出典令義解(833)衣服)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐五行志〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「義髻」の意味・わかりやすい解説

義髻
ぎけい

奈良時代宮中における女官髪型自分の髪に仮髪でつくったかもじを頂につけたもの。六位以下の者が,日常出仕通常儀式などで朝服を着装する際に行う。礼服 (らいふく) の宝髻 (ほうけい) に対していう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android