老い耄れる(読み)オイボレル

デジタル大辞泉 「老い耄れる」の意味・読み・例文・類語

おい‐ぼ・れる【老い×耄れる】

[動ラ下一][文]おいぼ・る[ラ下二]《古くは「おいほれる」とも》年をとって、からだや心の働きが鈍くなる。「―・れて足元もおぼつかない」
[類語]老いる老ける老い込む老け込む年老いる老いさらばえる老い早老老化老残老衰よぼよぼ恍惚けるほうける

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精選版 日本国語大辞典 「老い耄れる」の意味・読み・例文・類語

おい‐ぼ・れる【老耄】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おいぼ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 老いて、耄(ほ)れる意。古くは「おいほる」 ) 年を取ってぼける。老衰のため心身ともに働きがにぶくなる。ほる。もうろくする。おいほく。
    1. [初出の実例]「気力(いきちから)(おとろ)へ邁(す)ぎて老い(ホレ)(うつ)け羸(つか)れたり」(出典日本書紀(720)顕宗二年九月(図書寮本訓))
    2. 「年寄たらば、老ぼれぬ様に敬む」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))

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