三重県松阪(まつさか)市の名菓。いわば最中(もなか)の変形だが、老伴の創始は最中より古い天正(てんしょう)年間(1573~92)、近江(おうみ)国(滋賀県)日野から松阪に移った蒲生氏郷(がもううじさと)の御用菓子司、柳屋奉善の手になる。最中は2枚の皮を拝み合わせにするが、老伴は1枚の最中種(だね)に、朝日に見立てた紅餡(べにあん)を盛った。最中皮の文様は、帰化人東漢(やまとのあや)氏の屋敷の端瓦を写したといわれ、菓子名も初めは「古瓦」であった。紅餡をいまの羊かん種に変えたのは幕末のことで、松阪の長者、三井高利がある茶席で「老いののちもともどもに」と賞賛し、このため菓子名も「老伴」に改められた。
[沢 史生]
福岡県福岡市博多区の櫛田神社の夏祭り。壮麗な山笠で知られる。今日,山笠には飾り山笠と舁き山笠(かきやまがさ)の 2種類がある。明治時代に電線が架設されて以降,物語場面の人形などを飾りつけた高さ 15m...