後主(読み)コウシュ(その他表記)Hòu zhǔ

デジタル大辞泉 「後主」の意味・読み・例文・類語

こう‐しゅ【後主】

あとの主君。また、後継の主君。

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精選版 日本国語大辞典 「後主」の意味・読み・例文・類語

こう‐しゅ【後主】

  1. 〘 名詞 〙 後のあるじ。あとつぎの主君。
    1. [初出の実例]「蜀後主(コウシュ)弱斉文宣狂勃〔貞観政要〕」(出典:文明本節用集(室町中))
    2. [その他の文献]〔蜀志‐諸葛亮伝〕

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改訂新版 世界大百科事典 「後主」の意味・わかりやすい解説

後主 (こうしゅ)
Hòu zhǔ
生没年:553-604

中国,南朝の最後の皇帝。在位582-589年。姓名陳叔宝。北周の人質から帰国して皇太子となり弟との権力闘争に勝って即位した。内外多難の時局にもかかわらず政治は側近にまかせ,江総らの〈狎客(こうかく)〉と詩・酒・女の風流生活に耽溺した。589年,隋軍の進撃に2人の愛妃と井戸の中にかくれたが捕らえられ,ここに南北朝の対立終止符がうたれた。隋の文帝のもとで優遇をうけ,酒びたりの生活で洛陽で死去した。
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普及版 字通 「後主」の読み・字形・画数・意味

【後主】こうしゆ

嗣君

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