聖護院かぶ(読み)しょうごいんかぶ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「聖護院かぶ」の解説

聖護院かぶ[根菜・土物類]
しょうごいんかぶ

近畿地方京都府地域ブランド
主に京都市左京区で生産されている。江戸時代、現在の聖護院農家が、大津市堅田の近江かぶ種子を持ち帰って栽培したことに始まる。改良されて現在の聖護院かぶになった。日本のかぶのなかでは最大で、肉質はきめ細やか。京の名産品である千枚漬材料として有名。京の伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「聖護院かぶ」の解説

聖護院かぶ

京都府で生産されるカブ。大型で、1.5kgから大きなものでは5kgにもなる。もとは京都市左京区の聖護院地区が栽培の中心だったが、現在は主に亀岡市で栽培されている。特産品の千枚漬けに加工される。代表的な京野菜ひとつで、京都府により「京の伝統野菜」に認定されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「聖護院かぶ」の意味・わかりやすい解説

聖護院カブ
しょうごいんかぶ

カブ

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世界大百科事典(旧版)内の聖護院かぶの言及

【カブ(蕪∥蕪菁)】より

…室町時代すでに京都の東山カブは有名であった。これが4kgもの大きさになる聖護院(しようごいん)カブで,のちに薄く切って千枚漬の材料とされるようになる。これと並んで近江カブ,大坂四天王寺付近で産した天王寺カブも大型,かつ,その美味をうたわれた。…

※「聖護院かぶ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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