聞光寺(読み)もんこうじ

日本歴史地名大系 「聞光寺」の解説

聞光寺
もんこうじ

[現在地名]柏崎市西本町一丁目

下浦しもうら町の南にある。真宗大谷派、無量山清和院と号する。由緒によると、信濃国井上いのうえ(現長野県須坂市)の井上九郎光盛の末子高義が親鸞と結縁し、宗観を称して下総国葛飾かつしか磯部いそべ(現茨城県猿島郡総和町)開基。二代宗永は覚如より現寺号を得た。三代宗賢のときに信濃国高井郡小柳おやなぎしま(現長野市)に寺を移した。中興開基の八代永順は大坂の石山合戦に功があったという。


聞光寺
もんこうじ

[現在地名]守山市矢島町

仏寿山と号し、浄土真宗本願寺派本尊阿弥陀如来。弘化三年(一八四六)の由緒書(寺蔵文書)・安永七年(一七七八)の野洲郡荒見村仏寿山聞光寺縁起(龍谷大学蔵)によれば、長禄二年(一四五八)秋頃に石原新左衛門信晴が金森かねがもり(現守山市)蓮如に帰依し、性妙と法名を許され、翌年七月に一宇を草創したことに始まるという。寛正五年(一四六四)蓮如が五〇余日滞在して報恩講を執行した際には親鸞・蓮如連座絵像を下付されたといい、同年一一月二八日下付の絵像が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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