肥やし(読み)コヤシ

デジタル大辞泉 「肥やし」の意味・読み・例文・類語

こやし【肥やし】

肥料。こえ。
成長かてとなるもの。「遊びを芸の肥やしとする」
[類語]肥料堆肥基肥もとごえ追い肥追肥寒肥かんごえ寒肥やし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「肥やし」の意味・読み・例文・類語

こやし【肥・肥汁】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「こやす(肥)」の連用形名詞化 )
  2. 肥料。こえ。
    1. [初出の実例]「こやしをしける藤の若はへ 長閑(のどか)にも荷なひてかへる田子の浦〈望一〉」(出典:俳諧・犬子集(1633)七)
  3. 体に与える栄養分
    1. [初出の実例]「何ぞ口に合うたものを、料理屋から取寄せて、体の肥料(コヤシ)をするがよい」(出典:歌舞伎早苗鳥伊達聞書実録先代萩)(1876)五幕)
  4. ( 比喩的に ) あるものの成長の糧となるもの。「芸のこやし」
    1. [初出の実例]「吾等を培養するものは、父母と教師とにして、又其教は、吾等の為めのこやしなり」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉四)

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