デジタル大辞泉
「寒肥」の意味・読み・例文・類語
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かん‐ごえ【寒肥】
- 〘 名詞 〙 寒中に肥料をやること。また、その肥料。かんぴ。かんごやし。《 季語・冬 》
- [初出の実例]「松の木に寒糞かけて夜の雨」(出典:俳諧・文化句帖‐二年(1805)一二月)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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寒肥 (かんごえ)
冬に施す肥料のことで冬肥ともいう。落葉果樹類では1年間に与える養分の大部分を休眠期である冬に与えることが習慣的に行われている。冬季の低温期には根の養分吸収はほとんど行われていないが,この時期ならば根を傷めることが少なく,土の深部まで耕起し,通気性を良くしたり,施肥をすることができる。春季に新根が発生し植物全体が活動を始めるときに,根に容易に吸収しうる養分をいち早く供給できるようにするために行う。リンゴなどの試験によると,冬季にアンモニアや硝酸を供給した場合に,それらは根部に徐々に吸収貯蔵され,新春とともに茎葉部に移動し,新芽の急速な生長を助けるなどの効果が知られている。
執筆者:熊沢 喜久雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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寒肥
かんごえ
寒中に施す肥料の俗称。作物の生育の旺盛(おうせい)な春に備えて成長が休止している冬期に予備的、補足的に施される肥料のことで、ムギ類や野菜類など越冬する一年生作物や柑橘(かんきつ)類、クワなどの永年作物が対象となる。一般には裏作やミカンなどが栽培される温暖な地方に慣行的にみられる施肥法であり、永年作物では主として遅効性の堆厩肥(たいきゅうひ)などの有機質肥料が施されるが、ムギや野菜類などの一年生作物では速効性の窒素肥料が施されることが多い。
[小山雄生]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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寒肥【かんごえ】
冬季に施肥する肥料。果樹,クワなど永年生の樹木に12〜2月に施す。堆肥,油かす,骨粉など分解の遅いものがよい。寒肥の利点は,農閑期が利用でき,冬は樹木の根を多少痛めても害が少なく,春に樹木が養分を必要とする時まで土中に養分を残しておくことができるなどの諸点である。
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