基肥(読み)モトゴエ

デジタル大辞泉 「基肥」の意味・読み・例文・類語

もと‐ごえ【基肥/元肥】

種まきや苗植えの前に、耕地に施しておく肥料原肥きひ。→追いごえ
[類語]こえ肥料肥やし堆肥追い肥追肥寒肥かんごえ寒肥やし

き‐ひ【基肥】

もとごえ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「基肥」の意味・読み・例文・類語

もと‐ごえ【基肥】

  1. 〘 名詞 〙 作物の播付、植付移植の前に耕地に施しておく肥料。原肥(げんぴ)根肥(ねごえ)。きひ。⇔追肥(おいごえ)
    1. [初出の実例]「一方は基肥(モトゴエ)人糞尿をやり過ぎたやうだと云ひ」(出典稲熱病(1939)〈岩倉政治〉二)

き‐ひ【基肥】

  1. 〘 名詞 〙 種まきや植えつけの前に、田畑にほどこす肥料。もとごえ。原肥。

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知恵蔵 「基肥」の解説

基肥(もとごえ)

基肥は「きひ」ともいい、苗などを植え付ける前にあらかじめ土壌に施しておく肥料のこと。有機質の肥料は土中腐敗発酵する恐れがあり、多量に使用すると根を傷めることもある。追肥とは、植物体の生育途上に施す肥料のこと。生育が進み植物体が大きくなると、肥料の吸収が増大し、根の周囲の肥料が減少するので、相応の肥料を施す必要がある。

(森和男 東アジア野生植物研究会主宰 / 2007年)

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改訂新版 世界大百科事典 「基肥」の意味・わかりやすい解説

基肥 (きひ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「基肥」の意味・わかりやすい解説

基肥
きひ

元肥

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世界大百科事典(旧版)内の基肥の言及

【元肥】より

…作物の種播き前,あるいは苗の移植の前に農地に施用する肥料。基肥とも書き,〈きひ〉ともいう。元肥は作物の若い時期の活発な生長を助け,苗の活着を促すのに役立ち,作物生育の土台をつくることになるので,通常の栽培では必ず施用する。…

【元肥】より

…作物の種播き前,あるいは苗の移植の前に農地に施用する肥料。基肥とも書き,〈きひ〉ともいう。元肥は作物の若い時期の活発な生長を助け,苗の活着を促すのに役立ち,作物生育の土台をつくることになるので,通常の栽培では必ず施用する。…

※「基肥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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