改訂新版 世界大百科事典 「胡林翼」の意味・わかりやすい解説
胡林翼 (こりんよく)
Hú Lín yì
生没年:1812-61
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国、清(しん)代、太平天国軍の鎮圧に功績のあった政治家、武将。字(あざな)は貺生(きょうせい)、号は潤之(じゅんし)。湖南省益陽県の人。1836年の進士。初め貴州省各地の知府を歴任。その間、同地方の秘密結社の反乱を鎮圧するのに腕を振るった。その後、太平天国の乱が起こると、この貴州省の兵を率いて湖南に出兵し、太平天国軍と死闘を繰り返した。戦いの間に湖北巡撫(じゅんぶ)となる。彼は軍事だけでなく民政にも留意し、田賦(でんふ)などは減じたが、その一方で釐金(りきん)(国内関税の一種)をいち早く徴収して財政の基礎を固めることも忘れなかった。曽国藩(そうこくはん)、左宗棠(さそうとう)とともにもっとも大きな功績をあげたが、太平天国から安徽(あんき)を奪還する戦中に没した。死後「文忠」と諡(おくりな)された。『胡文忠公遺集』などの著書がある。
[倉橋正直]
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