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釐金 りきんLi-jin; Li-chin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

釐金
りきん
Li-jin; Li-chin

中国,清末から民国にかけて徴収されていた内地関税の一種。太平天国鎮圧の軍費調達のため,咸豊3 (1853) 年江蘇省揚州で徴収されたのが始りで,全国に及び,太平天国鎮圧後も恒常化され,各省の重要財源となった。徴収は各省に一任されたが,課税対象,方法,地点,税率,徴収機構の設置などすべて恣意的に行われ,また外国商品や特権企業の商品は免除された。このため中国商品は割高となり,中国民族商工業の発展はきわめて困難であった。

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世界大百科事典 第2版の解説

りきん【釐金 lí jīn】

中国,清末の太平天国の乱に際し,軍費捻出を目的として制定された貨物通過税。釐金の名称は,従価100分の1(1釐)を課税することから出ている。刑部侍郎雷以諴(らいいかん)は,南京が陥落した1853年(咸豊3),揚州仙女鎮一帯の米商から,臨時戦費に当てるため捐金(えんきん)を徴発した。清朝政府もこれにならい,同年上海に釐局を設け,各地方にも兵餉(へいしよう)確保のために釐金の制を実施することを推奨した。

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大辞林 第三版の解説

りきん【釐金】

中国、清末から行われた貨物通過税。1853年に太平天国鎮圧の軍費にあてるため制定。商品価格の100分の1(一釐)を課税した。のち各省で恒常化。1931年撤廃。釐金税。

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