腸カタル(読み)チョウカタル

デジタル大辞泉 「腸カタル」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐カタル〔チヤウ‐〕【腸カタル】

腸炎

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精選版 日本国語大辞典 「腸カタル」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐カタルチャウ‥【腸カタル】

  1. 〘 名詞 〙 ( カタルは[ドイツ語] Katarrh ) 腸粘膜炎症腹痛下痢を主症状とし、時に発熱を伴う。原因は細菌感染、または細菌性毒素による場合と、食事の不摂生による場合がある。腸炎。
    1. [初出の実例]「一日粗造のブランデイに腸加答児起して閉口」(出典:風流仏(1889)〈幸田露伴〉六)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「腸カタル」の意味・わかりやすい解説

腸カタル
ちょうかたる

炎症によって腸粘膜に多量の粘液が付着するカタル性腸炎のことをいう。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「腸カタル」の意味・わかりやすい解説

腸カタル
ちょうカタル
intestinal catarrh

腸のカタル性炎症。旧語。腸炎のこと。カタルはギリシア語の cata (下へ) と rhein (流れる) の合成語で,古代ギリシア医学では,まず上気道炎症に注目し,発熱,発赤,粘液の流出をカタル現象としてとらえた。現代では学術上の意義は薄れ,粘膜の炎症に粘液などの滲出物を伴う場合の臨床名となり,腸カタルもこれに準じ,下痢症状の顕著な腸炎をこう呼ぶことがある。

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百科事典マイペディア 「腸カタル」の意味・わかりやすい解説

腸カタル【ちょうカタル】

腸炎

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