

(しり)を撃つ意の字で、
(とん)が臀の初文。臀はその繁文である。〔説文〕八上に「
は髀(ひ)なり」とあり、臀など異文二を録する。〔国語、周語下〕に、晋の成公の母が「
、其の臀に規(ゑが)くに
を以てす」と夢みて、その子を黒臀と名づけた話がみえる。臀を撃つ字は殿、また臀にえがくというのは、何らかの民俗的な意味のある行為と思われる。
字鏡〕臀 尻不佐(しりぶさ) 〔和名抄〕臀 之利(しり)。俗に云ふ、井佐良比(ゐさらひ) 〔
立〕臀 ヰサラヒ・シリタブラ・シリヰサラヒ・ナマグサシ・シリクスネ
がその初文。〔説文〕に
声の字として殿、また殿声の字として澱など三字を収める。
(臀)du
n、敦tu
nは声義近く、ともにゆたかにもりあがったもの、またそれをたたく音を形容する語である。

は髀なり。尸下に兀あり。几に
(きょ)(居)するに從ふ」とし、異文二を録する。几の上部は人が几に踞する側身形で、尸の下部は臀肉の形を示したものであるから、全体が象形的な字である。
シリタブラ出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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