臨調政治(読み)りんちょうせいじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

臨調政治
りんちょうせいじ

1980年代前半の臨調と,その後身である行革審を錦の御旗として頭に頂いた政治。累積する財政赤字の中で,増税なき財政再建を目指した鈴木・中曽根内閣より,既得権の擁護を唱える利益集団や与党議員の要求を抑えるためにとられた。この手法は個別利益の主張が強化されつつある状況において,それを抑制する一つの有力なモデルとなったばかりでなく,当時多くの先進国で支配的となった「小さい政府」イデオロギーの強力な発信媒体としても大きな役割を演じた。規制緩和・民活・民営化などは,臨調政治のキーワードとなった。

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