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海緑石 かいりょくせきglauconite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

海緑石
かいりょくせき
glauconite

雲母族の鉱物。 (K,Ca,Na)1-x(Al,Fe3+,Fe2+,Mg)2(Si,Al)4O10(OH)2 。灰緑ないし緑色を呈する。単斜晶系,普通は土状または粒状,無光沢,硬度2,比重 2.2~2.8。風化すると黄色または褐色。浅海性堆積岩や火山砕屑岩中に産する。イオン交換剤として硬水の軟化や,またカリ肥料として利用される。鉱物名はギリシア語の glaucos (青緑色の意) に由来する。海緑石は堆積物と同時生成鉱物であってカリを含むので,カリウム・アルゴン法で絶対年代を測定できるため地層の年代測定に最も注目される鉱物である。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいりょくせき【海緑石 glauconite】

カリウム粘土鉱物の一種。雲母質粘土鉱物。化学式は(K,Na,Ca)1.2~2.0(Al,Fe)4(Si,Al)8O20(OH4)・nH2O。黄緑色,淡い暗緑色を呈し土状で産する。泥岩,砂岩などの海成層中に小球状を示して存在することが多い。海生微生物の遺骸を置換することも知られている。東北地方新第三系海成層中に存在する。かつて,カリ肥料として利用されたこともある。【湊 秀雄】

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大辞林 第三版の解説

かいりょくせき【海緑石】

淡い暗緑色の粘土鉱物。単斜晶系。カリウム・ナトリウム・鉄・アルミニウム・マグネシウムなどを含む。海成の堆積岩中に産する。イオン交換剤として硬水の軟化に使用。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

海緑石
かいりょくせき
glauconite

雲母(うんも)の一種。土状で柔らかく、粉末はやや脂肪感をもつ。海底で堆積(たいせき)したと考えられる砂岩によく含まれることがあり、濃集したものは海緑石砂岩とよばれる。また不純な石灰岩やシルト岩中にも含まれる。名称はこの鉱物の色から、青緑色を意味するギリシア語に由来する。和名もこの色からつけられた。[松原 聰]

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