自記温度計(読み)ジキオンドケイ

デジタル大辞泉 「自記温度計」の意味・読み・例文・類語

じき‐おんどけい〔‐ヲンドケイ〕【自記温度計】

気温の時間的変化を自動的に測定し記録する装置バイメタル温度計などにペンをつけ、一定速度でゆっくりと回転する円筒に巻きつけた紙の上に記録する。

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精選版 日本国語大辞典 「自記温度計」の意味・読み・例文・類語

じき‐おんどけい‥ヲンドケイ【自記温度計】

  1. 〘 名詞 〙 温度の時間的変化を自動的に記録する装置。熱電対サーミスター、バイメタルなどと自動記録装置を組み合わせたもの。
    1. [初出の実例]「左に掲げる温度計 イ〈略〉 ロ 自記温度計」(出典:計量法(1952)一二条)

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百科事典マイペディア 「自記温度計」の意味・わかりやすい解説

自記温度計【じきおんどけい】

温度の時間的変化を自動的に記録する装置。バイメタルやブルドン管使い,その熱膨張によって自記装置のペンを動かすものと,白金抵抗温度計を使い,抵抗の変化により電流を変化させ記録電流計で温度を記録させるものがある。

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世界大百科事典(旧版)内の自記温度計の言及

【記録計】より


[直動式記録計]
 測定対象より直接に駆動エネルギーを得て,記録ペンの位置を変える。その例として,バイメタルの温度による曲りを利用した自記温度計,毛髪の伸び縮みを利用した自記湿度計,うきの上下を利用した水位記録計などがある。ペンを用いた記録計では,ペンと記録紙の摩擦でも感度が制限される。…

※「自記温度計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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