(読み)テイ

デジタル大辞泉 「艇」の意味・読み・例文・類語

てい【艇】[漢字項目]

常用漢字] [音]テイ(漢)
細長い小舟ボート。「艇庫艇身艦艇汽艇競艇舟艇漕艇端艇飛行艇

てい【艇】

こぶね。はしけ。「を走らす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「艇」の意味・読み・例文・類語

てい【艇】

  1. 〘 名詞 〙 こぶね。はしけ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「おい窪田君。あれは農科の艇ぢゃないかい」(出典:学生時代(1918)〈久米正雄〉競漕)
    2. [その他の文献]〔釈名‐釈船〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「艇」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(旧字)
13画

[字音] テイ
[字訓] ふね・こぶね

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(廷)(てい)。に挺直なるものの意がある。〔説文新附〕八下に「小舟なり」とあり、〔釈名、釈船〕に二百斛(こく)(石)以下の舟をいうとする。くり舟の、一・二人乗りのもの。〔淮南子、俶身訓〕「蜀」の〔注〕に「一版の舟なり」とみえる。

[訓義]
1. こぶね。
2. くり舟。

[古辞書の訓]
和名抄 楊氏語抄に云ふ、、乎夫(をふね)、游、波師不(はしふね)〔名義抄 ヲフネ・ツリフネ/游 ハシフネ 〔立〕 コフネ・ハシフネ・フネ・ヲフネ・ツリフネ

[語系]
・梃・・挺dyengは同声。声に従って、すべて狭長の意があり、一系の語である。

[熟語]
艇子艇板
[下接語]
一艇・越艇・艦艇・汽艇・帰艇・魚艇・競艇・艇・舟艇・小艇蜀艇・漕艇・短艇・端艇・釣艇・放艇・野艇・揺艇

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android