良禅(読み)りょうぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「良禅」の解説

良禅 りょうぜん

1048-1139 平安時代後期の僧。
永承3年生まれ。真言宗高野山明算(めいざん)から灌頂(かんじょう)をうける。永久3年高野山検校(けんぎょう)。長承3年金剛峰寺(こんごうぶじ)と大伝法院争いに際し,金剛峰寺方の責任をとわれて失脚。2年半後に検校に再任され,堂塔の造営修築につくした。北室聖とよばれた。保延(ほうえん)5年2月21日死去。92歳。紀伊(きい)神崎(和歌山県)出身。俗姓は坂上。字(あざな)は解脱(げだつ)房。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android