デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「花井才三郎」の解説 花井才三郎(初代) はない-さいざぶろう ?-1694 江戸時代前期の歌舞伎役者。初代中村明石(2代中村勘三郎)門下とつたえられる。万治(まんじ)(1658-61)のころから中村座に若衆方として出演。容姿にすぐれ,寛文(1661-73)の中ごろには江戸屈指の花形となる。ついで立役(たちやく)にかわり,俏事(やつしごと)の名優として名をはせた。元禄(げんろく)7年10月13日死去。 花井才三郎(4代) はない-さいざぶろう ?-? 江戸時代後期の歌舞伎役者。5代市川団十郎の門弟で,江戸で活躍。寛政9年(1797)中村座で4代を襲名。和事を本領としたが,実事,老母役などもこなした。前名は市川辰蔵。俳名は桃朝。屋号は高田屋。 花井才三郎(2代) はない-さいざぶろう ?-? 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。「古今俳優家譜」によれば,元禄(げんろく)-宝永(1688-1711)のころの人とされている。 花井才三郎(3代) はない-さいざぶろう ⇒三条勘太郎(さんじょう-かんたろう)(2代) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by