英華(読み)えいか

精選版 日本国語大辞典 「英華」の意味・読み・例文・類語

えい‐か‥クヮ【英華】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外面に現われたすぐれた才能や名誉など。また、そのような才能や名誉をもつ人。
    1. [初出の実例]「件男、容貌非醜。又揚馬、競馬、共得其骨。兼弘弟兼清子、已於舎人英華也」(出典玉葉和歌集‐寿永元年(1182)七月二〇日)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. すぐれてすばらしいこと。また、特にすぐれて味わいのある詩や文章など。
    1. [初出の実例]「伯林に遊ばざれば以て学問の英華を知る能はず」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三)
    2. [その他の文献]〔詩品‐陸機〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「英華」の読み・字形・画数・意味

【英華】えいか(くわ)

うるわしい。はなやか。ほまれ。すぐれた詩文。〔詩品、上〕(晋の平原の相陸機)其の源は陳思(曹植)に出づ。才高く辭贍(た)り、擧體美なり。~然れども其の咀嚼(そしやく)し、膏澤に厭飫(えんよ)するは、の淵泉なり。

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