( 1 )茜(あかね)(=赤根)は赤色の染料に用いたことから色名となり、そのような色になることから「日」「昼」にかかる枕詞になったものと思われる。
( 2 )[ 二 ]③に挙げた「万葉‐三八五七」の例は光り輝く意から、美しい君にかけたものといわれ、[ 二 ]②に挙げた「万葉‐二〇」の例は、普通紫が赤みを帯びている、などの意で、「紫」の枕詞とされているが、あるいは、これも日に照って光り輝いている意から、「紫野」にかけたのではないかとも考えられる。
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