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茹志鵑 じょしけんRu Zhi-juan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茹志鵑
じょしけん
Ru Zhi-juan

[生]1925.9.13. /1925.10.30. 上海/杭州
[没]1998.10.7.
中国の女性小説家。抗日戦争中,文化工作に従事し,1950年頃から創作の筆をとりはじめた。やわらかな筆致で静かな作風。文化大革命後消息を絶ったが,1976年四人組逮捕後に復刊した『人民文学』に短編を発表。『上海文芸』編集委員。代表作『百合の花』 (1958) ,『高い白楊樹』 (1959) 。

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百科事典マイペディアの解説

茹志鵑【じょしけん】

中国の女性作家。文化工作団員として解放戦争従軍看護婦,演劇班女優などを務めながら見聞した新しい女性像,女性の生涯等を描いて,きめ細かい筆致と抒情性で新鮮な感動を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

茹志鵑
じょしけん / ルージーチュワン
(1925―1998)

中国の女流作家。浙江(せっこう/チョーチヤン)省杭州(こうしゅう/ハンチョウ)の人。上海(シャンハイ)で生まれ、3歳のときに両親を失い祖母に育てられる。中学卒業後まもなく新四軍に参加。文工団員として抗日戦および内戦期を過ごす。1947年、中国共産党に入党。58年、短編小説『百合(ゆり)の花』が茅盾(ぼうじゅん/マオトウ)の称賛を受けて雑誌『人民文学』に転載され、ほかに『高い白楊樹(はくようじゅ)』『静かな産院』『阿舒(アシュー)』など、旧社会から新社会への変化を、女性らしい細やかで情感豊かな筆致で描いた好短編を発表した。文化大革命中は沈黙を余儀なくされたが、77年以後、『つなぎ違えた物語』『草原の小道』など、現在の中国社会の抱える問題を鋭くえぐった作品を発表していた。83年より『人民文学』編集委員を務めた。[橋本草子]
『中野美代子訳「百合の花」(『中国現代文学選集13』所収・1963・平凡社) ▽吉田富夫訳「阿舒」(『現代中国文学11』所収・1971・河出書房新社) ▽『草原の小道』(1982・北京・外文出版社)』

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