菅原岑嗣(読み)すがわらのみねつぐ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菅原岑嗣」の意味・わかりやすい解説

菅原岑嗣
すがわらのみねつぐ

[生]延暦12(793)
[没]貞観12(870).3.30.
平安時代前期の医家。父出雲朝臣広貞も医家。勅命によって医得業生となり,弘仁 13 (822) 年左兵衛医師,翌年医博士。天長4 (827) 年内薬佐を兼任,同7年侍医。のちに典薬頭となる。貞観年間 (859~877) に勅によって,物部広泉当麻鴨継,大神虎主らと『金蘭方』 50巻を編集したが,原本は伝えられていない。貞観 10 (868) 年,出雲姓を菅原と改めた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菅原岑嗣」の解説

菅原岑嗣 すがわらの-みねつぐ

793-870 平安時代前期の医師。
延暦(えんりゃく)12年生まれ。出雲(いずもの)広貞の子。淳和(じゅんな)天皇の信頼があつく,医博士,侍医をつとめる。天安2年(858)典薬頭(てんやくのかみ)。貞観(じょうがん)10年出雲姓から菅原に改姓清和天皇の命で「金蘭方(きんらんぽう)」の編集にたずさわった。貞観12年3月30日死去。78歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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