ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菊川英山」の意味・わかりやすい解説
菊川英山
きくかわえいざん
[没]慶応3(1867).6.16. 上州
江戸時代後期の浮世絵師。本姓は菊川俊信,通称は近江屋万五郎,号は重九斎。絵は初め狩野派を学んだ父に習い,のち鈴木南嶺の門人となり,また葛飾北斎,喜多川歌麿の影響も受けて一家をなした。菊川流の祖。門人に渓斎英泉らがいる。主要作品『風流美人近江八景』。
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