菊川英山(読み)きくかわえいざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菊川英山」の意味・わかりやすい解説

菊川英山
きくかわえいざん

[生]天明7(1787).江戸
[没]慶応3(1867).6.16. 上州
江戸時代後期の浮世絵師本姓は菊川俊信,通称は近江屋万五郎,号は重九斎。絵は初め狩野派を学んだ父に習い,のち鈴木南嶺門人となり,また葛飾北斎喜多川歌麿の影響も受けて一家をなした。菊川流の祖。門人に渓斎英泉らがいる。主要作品『風流美人近江八景』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊川英山」の解説

菊川英山 きくかわ-えいざん

1787-1867 江戸時代後期の浮世絵師。
天明7年生まれ。鈴木南嶺(なんれい)に四条派をまなぶ。葛飾(かつしか)北斎,喜多川歌麿(うたまろ)らの影響もうけ,菊川派を形成美人画を得意とした。慶応3年6月16日死去。81歳。江戸出身。名は俊信。通称は近江屋(大宮)万五郎。別号に重九斎。作品に「江都砂子香具屋八景」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む