デジタル大辞泉
「菊座」の意味・読み・例文・類語
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きく‐ざ【菊座】
〘名〙
① 菊の花の形にした座金
(ざがね)。兜
(かぶと)の飾りや、
長押(なげし)、
妻戸などの
飾釘の根もとに据えたもの。菊の座。菊がさね。
※
洒落本・祇園祭挑燈蔵(1802)初幕「ヲヤこりゃアおいしそうだ。菊座
(キクザ)とやらでございますね」
③ (形が似ているところから)
肛門(こうもん)の異称。転じて、男色をいう。
※
浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)下「
衆道の
上品といふは、〈略〉菊座やはらかに四十二のひだ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報