菊石(読み)キクイシ

精選版 日本国語大辞典 「菊石」の意味・読み・例文・類語

きく‐いし【菊石】

  1. 〘 名詞 〙 ( 菊の花のような模様があるところから ) アンモン貝のからの化石。アンモナイト。菊面石。南瓜石(カボチャいし)。菊の花。
    1. [初出の実例]「菊石と云はうか、柘榴の内皮と云はうか」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉写生帖)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「菊石」の解説

きくいし【菊石】

愛知日本酒。酒名は、創業者・浦野判十郎が猿投(さなげ)山の天然記念物「菊石」の名を猿投神社から拝受し命名。但馬杜氏が仕込む芳醇タイプの酒。大吟醸酒、純米吟醸酒純米酒本醸造酒などがある。平成19、22、24年度全国新酒鑑評会金賞受賞。原料米は山田錦、五百万石など。仕込み水は矢作(やはぎ)川の伏流水蔵元の「浦野」は元治元年(1864)創業。所在地は豊田市四郷町下古屋。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「菊石」の意味・わかりやすい解説

菊石
きくいし

「アンモナイト」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の菊石の言及

【アンモナイト】より

…軟体動物,頭足類の1亜綱Ammonoidea。菊石類ともいう。デボン紀初期に棒状またはゆるく屈曲した殻をもつバクトリテス類Bactritidaに由来して巻いた殻をもつようになり,白亜紀末に絶滅した。…

※「菊石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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