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猿投神社 さなげじんじゃ

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世界大百科事典 第2版の解説

さなげじんじゃ【猿投神社】

愛知県豊田市猿投町に本社が鎮座。式内社。三河国三宮で西三河一の大社。旧県社で1946年国幣小社に昇格が内定したが実現しなかった。祭神は現在大碓(おおうす)命を主神として,垂仁・景行天皇を配祀するが,このようになったのは室町末期ないし近世初頭のことと思われ,六国史には〈狭投(さなげ)神〉とある。尾張と三河両国にまたがる猿投山に対する信仰よりはじまった神社と考えられ,その南麓に本社が,山上の東西に東宮・西宮が鎮座する。

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デジタル大辞泉プラスの解説

猿投(さなげ)神社

愛知県豊田市にある神社。第14代仲哀天皇の御代の創祀とされる。祭神は大碓命(おおうすのみこと)、景行天皇、垂仁天皇

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

猿投神社
さなげじんじゃ

愛知県豊田(とよた)市猿投町に鎮座。古くは「狭投(さなげ)」につくる。近世に入り猿投宮(えんとうのみや)、猿投堂と俗称。大碓命(おおうすのみこと)を主神とし、景行(けいこう)天皇・垂仁(すいにん)天皇ほか6柱を配祀(はいし)。『文徳(もんとく)実録』仁寿(にんじゅ)元年(851)10月乙巳(7日)の条に、狭投神に「授従五位下」とみえ、国史上の初見という。延喜(えんぎ)の制(927)では国幣(こくへい)の小社に列せられ、のちに三河(みかわ)国の三宮(さんのみや)となる。『三河国内神名帳(じんみょうちょう)』では「正一位猿投大明神 坐賀茂郡」と記される。1592年(文禄1)豊臣(とよとみ)秀吉は神領776石を寄せ、徳川氏も代々これを朱印地として認めた。別当(べっとう)は白鳳(はくほう)寺と称したが、明治維新の際、廃された。1872年(明治5)県社に列せられる。10月第2日曜日とその前日の土曜日に行われる猿投まつりでは、神前で「棒の手」(棒や槍(やり)、真剣、鎖鎌(くさりがま)などで演じる武技)が奉納される。国重要文化財指定の太刀(たち)(銘行安(ぎょうあん)、拵(こしらえ)兵庫鎖太刀)や「古文孝経」(建久(けんきゅう)6年〈1195〉4月の書写、現伝する最古の完本)をはじめ宝物は多い。[三橋 健]

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