日本酒の原料として使われる「酒造好適米」の中でも、代表的な酒米。兵庫県の試験場で1936年に開発され、現在、同県三木市と加東市で全国の7割超が生産されている。食用米に比べて粒が大きく、タンパク質が少ない。イネの茎部分が細いため、風害に弱く、栽培が難しい品種。和食ブームなどの影響で需要が急増し、価格が上昇している。
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…《播磨国風土記》に美囊郡四里の一つとして吉川里の名が出ている。農業が主産業で,特に灘五郷の酒造米〈山田錦〉の産地として知られ,ピーマン,トマトなどの野菜の生産も盛んである。1974年に中国縦貫自動車道の吉川インターチェンジが開設され,ゴルフ場などのレジャー施設が増加した。…
※「山田錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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