菊蓮寺(読み)きくれんじ

日本歴史地名大系 「菊蓮寺」の解説

菊蓮寺
きくれんじ

[現在地名]金砂郷村上宮河内

浅(あさ)川を東に望む字高橋(たかはし)の高台にある。浄土宗で舎利山菊蓮寺三光(さんこう)院と号する。本尊は阿弥陀如来。「久慈郡郷土史」によると大同二年(八〇七)金砂山定源(じようげん)寺の行讃の開山で、天台宗に属したという。寛正六年(一四六五)常福(じようふく)寺(現那珂郡瓜連町)の覚誉によって中興開山。明暦二年(一六五六)罹災の後に再建。寛文三年(一六六三)の開基帳(彰考館蔵)によると高四斗七升六合、末寺二ヵ寺、門徒一二ヵ所、檀那三五五人を有した。安産祈願所として知られる。

寺宝に檜材一木造の持国天像一体(高さ一・八二メートル)・女神像一体(一・八二メートル)があり、ともに藤原時代の作。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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