菜色(読み)サイショク

デジタル大辞泉 「菜色」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょく【菜色】

青菜のような色。
栄養悪い、青ざめた顔色。「民に菜色有り」

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精選版 日本国語大辞典 「菜色」の意味・読み・例文・類語

さい‐しょく【菜色】

  1. 〘 名詞 〙 青い菜のような色。また、血色の悪い顔色。飢えた青白い顔色。生活が非常に困窮することをいう。〔家伝(760頃)〕
    1. [初出の実例]「頻年旱凶、田無秋実、民有菜色」(出典日本外史(1827)二)
    2. [その他の文献]〔礼記‐王制〕

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普及版 字通 「菜色」の読み・字形・画数・意味

【菜色】さいしよく

菜食のみで栄養の乏しい顔色。〔史記、游伝序〕仲尼孔子)は匡に畏し(包囲されて危地に陥った)、陳・色あり(陳の厄)。

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