コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

蔵の中 くらのなか

3件 の用語解説(蔵の中の意味・用語解説を検索)

大辞林 第三版の解説

くらのなか【蔵の中】

小説。宇野浩二作。1919年(大正8)「文章世界」に発表。質屋の蔵の中で、質入れした自分の着物を虫干ししながら女たちを回想する快楽を、ヒステリー女に邪魔される話。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

くらのなか【蔵の中】

宇野浩二短編小説。大正8年(1919)「文章世界」誌に発表。売れない小説家を主人公とする私小説風の作品で、軽妙饒舌(じょうぜつ)な文体が特徴。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

くらのなか【蔵の中】

宇野浩二の短編小説。1919年(大正8)4月《文章世界》に発表。同年12月,聚英閣より刊行。売れない貧乏な小説家で,着物道楽の山路が中心人物。これは近松秋江(ちかまつしゆうこう)の挿話をもとにして書かれたといわれているが,宇野浩二流のとぼけたおかしみも横溢している。金に窮して着物を質屋に運んだが,騒がしい下宿をのがれたいため,自分の質入れした着物の虫干しを思いつき,交渉の結果,質屋の二階で虫干しをしながら蒲団を敷いて寝ころび,女道楽の思い出にふける。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の蔵の中の言及

【宇野浩二】より

…翌年,永瀬義郎,鍋井克之らのはじめた美術劇場にも協力。19年には,終世の友広津和郎の紹介で《蔵の中》を《文章世界》に発表し,さらに《苦の世界》,《子を貸し屋》(1923)などにより大正文学の中心作家となる。饒舌体の文章で物語るユーモアとペーソスを基調とした作風であった。…

※「蔵の中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

蔵の中の関連キーワード宇野浩二短編小説水上勉おかちん掌編小説中編小説抓めるふくふく子を貸し屋渋川驍

蔵の中の関連情報