薔薇戦争(読み)ばらせんそう

精選版 日本国語大辞典 「薔薇戦争」の意味・読み・例文・類語

ばら‐せんそう ‥センサウ【薔薇戦争】

一四五五~八五年のイギリス内乱ランカスター家ヨーク家の王位争奪を中心とする封建貴族間の戦争前者は紅バラ後者は白バラを徽章として闘った。ランカスター派のヘンリー=チューダー(ヘンリー七世)が勝ってチューダー王朝を開き、ヨーク家のエリザベスと結婚して内乱を収めた。長期の内乱で封建貴族の力が衰え、チューダー絶対王政の道が開けた。

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デジタル大辞泉 「薔薇戦争」の意味・読み・例文・類語

ばら‐せんそう〔‐センサウ〕【薔薇戦争】

1455~1485年、ランカスター家ヨーク家との王位争奪を中心とする英国の封建貴族間の内乱。それぞれ紅と白のバラを記章としたのでこの名がある。結局ランカスター派が勝ちチューダー朝が成立したが、長期にわたる戦いで貴族の勢力は衰え、中央集権化が急速に進んで、絶対主義への道を開いた。

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