薬師寺元一(読み)やくしじ もとかず

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「薬師寺元一」の解説

薬師寺元一 やくしじ-もとかず

?-1504 戦国時代の武将
細川政元の家臣。文亀(ぶんき)元年(1501)伯父(おじ)で養父の薬師寺元長の死後摂津守護代をつぐ。3年政元の命で,細川成之の孫六郎(澄元)を政元の養子にむかえるため,阿波(あわ)(徳島県)におもむく。永正(えいしょう)元年政元を廃して澄元をたてようとして山城(京都府)淀(よど)城で挙兵するが,敗れて捕らえられ,9月20日自刃(じじん)した。通称は与一。
格言など】地獄にはよき我主のあるやとて今日おもひたつ旅衣かな(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例