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藤原の効果 ふじわらのこうか

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知恵蔵miniの解説

藤原の効果

2つ以上の台風(熱帯低気圧)が接近した場合に、それぞれの力が干渉し合い進路が複雑になる現象のこと。藤原効果とも言う。中央気象台(現気象庁)台長を務めた藤原咲平が1921年に提唱した。台風が1000キロ以内に接近した場合に起こる。大きく二つのパターンがあり、それぞれの台風が同程度の勢力で接近した場合には、その中間点にあたる部分を中心に回転運動をする。台風の勢力が全く違う場合には、弱い方の台風が大きな方の台風に吸い寄せられ吸収される、といった影響が出る。近年見られた例では、2009年の台風17号・18号、12年の台風14号・15号などがある。また13年10月、日本に同時接近した台風27号・28号でも注目され、藤原の効果を折り込んだ気象予報が出された。

(2013-10-25)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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デジタル大辞泉の解説

ふじわら‐の‐こうか〔ふぢはら‐カウクワ〕【藤原の効果】

1000キロメートル内に二つ以上の台風または熱帯低気圧が存在するとき、相互に干渉して複雑な動きを示す現象。一方が他方に取り込まれる、回転する、追いかける、並行移動するなどの六つの振る舞いに分類される。いずれも通常とは異なる進路を取ることが多いため、進路予想が困難となる。気象学者藤原咲平が提唱。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

藤原の効果
ふじわらのこうか

二つの台風が接近して存在している場合におこる相互作用で、この名称は、第5代中央気象台台長藤原咲平(さくへい)がこれを本格的に研究をしたことに由来する。二つの台風は互いに相手の台風の風によって動き、二つの台風の重心位置をとると、この重心の周りを反時計回りに移動し接近する。このため、進路予想がむずかしくなる。藤原の効果は台風どうしだけでなく、上層に現れる冷たい低気圧の間でも起きることがあり、このときも台風の進路予想がむずかしくなる。第二次世界大戦後、飛行機観測などにより台風の位置が正確に求められるようになると、藤原の効果をおこしている事例が数多くみつかっている。[饒村 曜]

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