デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤川武左衛門」の解説 藤川武左衛門(初代) ふじかわ-ぶざえもん 1632-1729 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。寛永9年(一説に元和(げんな)4年)生まれ。京都の人。江戸にいき実方をつとめたが,のち京都で武道事で名をあげる。元禄(げんろく)8年敵役に転じ,「京の実悪老功随一の名人」などともてはやされた。藤川系の祖。享保(きょうほう)14年3月3日死去。98歳。俳名は逸選。 藤川武左衛門(2代) ふじかわ-ぶざえもん ?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。初名は亀谷仲蔵。京都亀谷座の子供芝居の出身。浅尾仲蔵,4代藤川半三郎をへて,寛政11年(1799)大坂で2代武左衛門を襲名した。実悪と敵役を得意とした。文化の中ごろ以後の活動は不明。俳名は茶谷,平橘。屋号は亀屋。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by