蛍雪(読み)ケイセツ

デジタル大辞泉 「蛍雪」の意味・読み・例文・類語

けい‐せつ【蛍雪】

苦労して勉学に励むこと。苦学。蛍の光窓の雪。蛍窓けいそう
[補説]車胤しゃいんが蛍を集めてその光で書物を読み、孫康が雪の明かりで書物を読んだという故事から。

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精選版 日本国語大辞典 「蛍雪」の意味・読み・例文・類語

けい‐せつ【蛍雪】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 貧しいために灯火用の油が買えないので、晉の車胤(しゃいん)は蛍(ほたる)を集めてその光で書を読み、孫康(そんこう)は雪の明りで書を読むという苦労をしたという「晉書‐車胤伝」の故事から ) 苦労して勉強すること。苦心して学問をすること。苦学。蛍窓
    1. [初出の実例]「少無蛍雪志、長無錦綺工」(出典:懐風藻(751)述懐〈丹広成〉)
  3. 蛍と雪。
    1. [初出の実例]「蛍雪をあつめざれば、灯の窓彌くらく」(出典:落書露顕(1413頃))

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普及版 字通 「蛍雪」の読み・字形・画数・意味

【蛍雪】けいせつ

苦学すること。蛍火は晋の車胤の故事、映雪は孫康の故事。蛍窓雪案。宋・辛棄疾蛮、曹君の荘所に之(ゆ)くを送る〕詞 人(じんかん)、、堂堂と去る 君にむ快(はや)く上れ、雲の路 處、一燈傳ふ 工夫、螢の邊(ほとり)

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