融雪（読み）ユウセツ

デジタル大辞泉

ゆう‐せつ【融雪】

１ 雪のとけること。また、その雪。ゆきどけ。「融雪期」「融雪なだれ」
２ 雪をとかすこと。「ポイントの融雪装置」
[類語]雪解け・霜解け・消え残る・解ける・溶解・融解・水溶・解氷

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ゆう‐せつ【融雪】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 雪がとけること。また、その雪。雪どけ。
   1. [初出の実例]「来春融雪(ユウセツ)の候には」(出典：読売新聞‐明治二四年（1891）一一月一三日)
   2. [その他の文献]〔林逋‐送昱師赴請姑蘇詩〕
3. ② 雪をとかすこと。「融雪装置」

出典　精選版 日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)

融雪
ゆうせつ

雪解け現象と、融(と)けた雪と二つの意味がある。日射、気温、風などが融雪の速さを促進する。気温の影響がとくに顕著で、融雪量は氷点以上の日平均気温にだいたい比例し、気温が1℃高いと降水量に換算して2～6ミリメートルの雪が融ける。春先、日本海で低気圧が発達する場合など、気温の上昇に降雨が加わって、多雪地で顕著な融雪出水を引き起こすことがある。

［篠原武次］

[参照項目] | 雪

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

普及版 字通

【融雪】ゆうせつ

雪解け。

字通「融」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」