普及版 字通 「蟾」の読み・字形・画数・意味
蟾
19画
[字訓] ひきがえる
[字形] 形声
声符は(せん)。〔爾雅、釈魚〕「蟾」の〔郭璞注〕に「蝦(がま)に似て、陸地に居る」とあり、ひきがえるをいう。また月中に蟾蜍(せんじよ)がいるというので月の異名とし、月が水を生むというので硯水の器とする。
[訓義]
1. ひきがえる。
2. 月、月光。
3. 水入れ、水を注ぐもの。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕蟾・蟾蜍 ヒキ 〔字鏡集〕蟾 ヒキ・ヒキガヘル
[熟語]
蟾影▶・蟾円▶・蟾眼▶・蟾輝▶・蟾宮▶・蟾窟▶・蟾桂▶・蟾月▶・蟾硯▶・蟾光▶・蟾彩▶・蟾枝▶・蟾諸▶・蟾蜍▶・蟾精▶・蟾▶・蟾▶・蟾魄▶・蟾盤▶・蟾輪▶
[下接語]
寒蟾・玉蟾・金蟾・銀蟾・桂蟾・秋蟾・新蟾・清蟾・仙蟾・素蟾・明蟾・夜蟾・涼蟾・老蟾
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報