衆人環視(読み)シュウジンカンシ

デジタル大辞泉 「衆人環視」の意味・読み・例文・類語

しゅうじん‐かんし〔‐クワンシ〕【衆人環視】

大勢の人々が周囲をとりかこむようにして見ていること。「衆人環視の中で暴漢に襲われる」

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精選版 日本国語大辞典 「衆人環視」の意味・読み・例文・類語

しゅうじん‐かんし‥クヮンシ【衆人環視】

  1. 〘 名詞 〙 大勢の人がとりまいて見ていること。皆がみつめていること。衆目環視
    1. [初出の実例]「投げるやうに六片(ペンス)を与(や)ると、彼は衆人環視(シウジンクヮンシ)の中に、一向平気で之を受取って」(出典:大英游記(1908)〈杉村楚人冠後記)

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四字熟語を知る辞典 「衆人環視」の解説

衆人環視

大勢の人がとりまいて見ていること。皆がみつめていること。

[使用例] もし自分が衆人環視の中でなくたった二人ぎりで江波と会っているのだとすれば[石坂洋次郎若い人|1933~37]

[使用例] 赤い水干を着て衆人環視のなかを歩くことが恥ずかしくてたまらなくなった[真継伸彦林檎の下の顔|1971~73]

[解説] 「環視」はまわりで見ていること、多くの人が見ていること。「環視」を「監視」と書くのは誤り。多く「衆人環視の中で……する」の形で用います。

[類語] しゅうもくかん

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