西坂本(読み)にしさかもと

精選版 日本国語大辞典の解説

にし‐さかもと【西坂本】

(「にしざかもと」とも) 比叡山西側のふもとにあたる京都市左京区修学院・一乗寺の付近をいい、八瀬・大原までを含めて呼ばれた。比叡山東側の東坂本(滋賀県大津市坂本)に対する。
※太平記(14C後)一七「兼てより今路西坂本(ニシサカモト)の辺まで抜々に行設けて」

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世界大百科事典内の西坂本の言及

【比叡山】より

…山内は三塔(東塔,西塔,横川)に分かれ,さらに16谷と2別所に区分されて,それぞれ教学や修法を競った(図)。山下の東坂本(大津市坂本)には一山の護法神として日吉大社があり,政所や里坊がおかれて山上生活を支え,京都側の西坂本(修学院付近)や八瀬なども基地として諸院や下級の奉仕者集団が存在した。11世紀後半から中世を通じ,比叡山はその霊威と財力と武力により強大な支配力を誇った。…

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