修学院(読み)シュウガクイン

デジタル大辞泉 「修学院」の意味・読み・例文・類語

しゅうがく‐いん〔シウガクヰン〕【修学院】

修学院しゅがくいん離宮

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精選版 日本国語大辞典 「修学院」の意味・読み・例文・類語

すがく‐いん‥ヰン【修学院】

  1. しゅがくいん(修学院)
    1. [初出の実例]「親族(しぞく)なる人、尼になりて、すがく院にいりぬるに」(出典更級日記(1059頃))

しゅがく‐いん‥ヰン【修学院】

  1. 京都市左京区北東部、比叡山南西側のふもとにあった寺。現在、その跡に修学院離宮がある。すがくいん。修学寺。

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日本歴史地名大系 「修学院」の解説

修学院
しゆうがくいん

[現在地名]東脊振村大字松隈字坂本

田手たで川の支流坂本さかもと川沿いで、千石せんごく山の南麓に位置する。背振山と号し天台宗本尊は不動明王。背振千坊とよばれた神仏習合の寺々の中心的な存在で、背振下宮の通称で知られた(→乙護山

この寺には修学院文書が残っているが、その中に、

<資料は省略されています>

とあり、背振千坊の一端を知ることができる。さらに、

<資料は省略されています>

とある。戦乱の際には武士あるいは野盗の類が兵粮借用と称して田畑その他を荒し略奪を行い、南北朝の長い騒乱の時期にはそうした行為が各地に頻発した。この文書は九州探題一色道猷(範氏)背振せふり山の衆徒にあてて、そのような狼藉者が現れた場合の措置を指令したものである。

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