西表山猫(読み)イリオモテヤマネコ

デジタル大辞泉 「西表山猫」の意味・読み・例文・類語

いりおもて‐やまねこ【西表山猫】

ネコ科哺乳類。原始的なヤマネコで、体長50~60センチ。耳が丸く、体色灰褐色で、暗褐色斑点がある。森林にすみ、鳥・トカゲなどのほか、巧みに潜水して魚などを捕食。西表島にだけ生息し、昭和40年(1965)発見され、昭和42年(1967)に新属新種と判明した。特別天然記念物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「西表山猫」の意味・読み・例文・類語

いりおもて‐やまねこ【西表山猫】

〘名〙 ネコ科の哺乳類。体長約六〇センチメートル。耳が丸く、その背面白斑がある。体は黒褐色で不明瞭な暗色の小斑点がある。主に夜間活動し、鳥類クマネズミ、トカゲ、カエル昆虫類などを捕食する。八重山諸島の西表島の特産で、ネコ科中最も原始的なものの一つとする説もあるが、ベンガルヤマネコ近縁とする説もある。昭和四〇年(一九六五)に発見され、四二年に学会に発表された新種。特別天然記念物。国際保護動物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「西表山猫」の解説

西表山猫 (イリオモテヤマネコ)

学名Mayailurus iriomotensis
動物。ネコ科の哺乳動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android