要用(読み)ヨウヨウ

デジタル大辞泉 「要用」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう〔エウ‐〕【要用】

必要なこと。
「逗留中、布哇ハワイ風俗に就いては物珍しく云う程の―はないだろう」〈福沢福翁自伝
重要な用事。必要な用事。「とりあえず要用のみ申し上げます」
[類語]必要入り用必須所要入用必需須要しゅよう不可欠よう必見必携要する要る

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精選版 日本国語大辞典 「要用」の意味・読み・例文・類語

よう‐ようエウ‥【要用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) さしせまって必要なこと。どうしても必要なさま。
    1. [初出の実例]「伏願、鑒察要用者」(出典:性霊集‐四(835頃)進春宮筆啓)
    2. 「水は、動物、植物の、養液にして、世上、尤要用のものなり」(出典:小学読本(1873)〈田中義廉〉三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐芸文志〕
  3. 重大な用事。必要な用事。
    1. [初出の実例]「要用有るに依て、馬に乗て里に出る程に」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)

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普及版 字通 「要用」の読み・字形・画数・意味

【要用】ようよう

必要なこと。

字通「要」の項目を見る

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